バルト海のほとりにて 武官の妻の大東亜戦争(小野寺百合子)感想文
佐々木譲の第二次世界大戦三部作の一つ「ストックホルムの密使」の大和田武官のモデルとされる小野寺信陸軍少将の夫人小野寺百合子の回想録「バルト海のほとりにて 武官の妻の大東亜戦争」の感想文を書いてみた。
都合の悪い情報は無視される。この哀しい言葉が見事なまでに当てはまるのが、第二次世界大戦中、中立国スウェーデン駐在の陸軍武官小野寺信少将の大本営宛極秘電報の数々。独ソ開戦、ドイツの苦戦、ソ連の対日認識の悪化、数々の正確な情報が極秘電報で東京に送られたが、政府の政策を変えることはなかった。
小野寺夫人のこの手記は、祖国のために、そして何よりも祖国に尽くす夫のために行った涙ぐましい(そして悲しいことに無益に終わった)努力に満ちている。暗号処理、武官夫人間の交際による情報収集、最終的に敗戦が決まった後の引き揚げの苦難等、数々のエピソードが興味深い。佐々木譲氏の「ストックホルムの密使」と併せお勧めしたい。
都合の悪い情報は無視される。この哀しい言葉が見事なまでに当てはまるのが、第二次世界大戦中、中立国スウェーデン駐在の陸軍武官小野寺信少将の大本営宛極秘電報の数々。独ソ開戦、ドイツの苦戦、ソ連の対日認識の悪化、数々の正確な情報が極秘電報で東京に送られたが、政府の政策を変えることはなかった。
小野寺夫人のこの手記は、祖国のために、そして何よりも祖国に尽くす夫のために行った涙ぐましい(そして悲しいことに無益に終わった)努力に満ちている。暗号処理、武官夫人間の交際による情報収集、最終的に敗戦が決まった後の引き揚げの苦難等、数々のエピソードが興味深い。佐々木譲氏の「ストックホルムの密使」と併せお勧めしたい。



